桜月奇譚/マドカミ町奇譚

公演が終わり、個々反省会をして時間を過ごしている研究生。 一条友歌は自分の鞄の整理をしていたのだが、その中の鍵がかかった日記帳を動機の東雲楚方が見つける。 それは、まだオーディションを受ける前、出身星の蘭花星での思い出がつまった品物だった。 77期生がセレクションに参加する半年前、友達に誘われて見に行ったサッカー部の練習試合でからんできた男子はこの間廊下でぶつかったイヤなやつだった。 はじめはお互いに反発し合っていた二人だったが、 いがみ合いながらもだんだんと距離を縮めてきた友歌と護。 けれど運命の歯車は密かに二人を引き離そうとしていた。 一条友歌の淡い恋の物語。 長篇単話完結。 一次創作　　：AKB0048 判型　　　　：A5 ページ数　　：68ページ 奥付サークル：桜月奇譚 表紙イラスト：Misa